琥珀色(読み)こはくいろ

精選版 日本国語大辞典 「琥珀色」の意味・読み・例文・類語

こはく‐いろ【琥珀色】

〘名〙 琥珀のような黄色
草枕(1906)〈夏目漱石〉八「朱泥急須から、緑を含む琥珀色の玉液を、二三滴づつ茶碗の底へしたたらす」

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デジタル大辞泉 「琥珀色」の意味・読み・例文・類語

こはく‐いろ【××珀色】

琥珀のような半透明の黄色、または、黄褐色。「琥珀色液体

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色名がわかる辞典 「琥珀色」の解説

こはくいろ【琥珀色】

色名の一つ。JISの色彩規格では「くすんだみの」としている。一般に、琥珀のような黄色みを帯びた茶色のこと。琥珀は地質時代のマツ科植物の樹脂が化石化した鉱物で、半透明の固体古代から宝石として飾りに用いられた。ウィスキーを琥珀色と表現した広告コピーがあったように、透き通ったイメージがある。英名アンバー(amber)も琥珀色を意味する。

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