普及版 字通 「キョク・ボウ・つとめる」の読み・字形・画数・意味
11画
(異体字)
11画
[字訓] つとめる
[説文解字]
[字形] 形声
声符は(冒)(ぼう)。古音はその声であったと思われる。力はすき。農事につとめることをいう。〔書、盤庚下〕「懋(つと)めて大命をてよ」「予は其れ懋めて爾(なんぢ)を相せん」の懋(ぼう)を、〔隷釈〕や〔石経残碑〕にみなに作る。〔書、顧命〕にも「(つと)めて」と冒の字を用いており、がの初文であった。〔説文〕十三下に「はなり」とみえる。〔詩、風、燕燕〕「以て寡人をめたり」を、〔礼記、坊記〕に引いて畜(きく)に作り、それは(きよく)の声を示すものであるらしく、の字にその両音があったのであろう。
[訓義]
1. つとめる。
2. はげむ、はげます。
[古辞書の訓]
〔立〕 ツトム・ハサマル・イマシム・ハゲム・ハゲマス・ツツシム
[熟語]
帥▶・勉▶・▶
[下接語]
愧・欣・訓・敬・警・自・深・親・声・誠・善・勉
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報