普及版 字通 「キョ・はこ・やな」の読み・字形・画数・意味
2画
(異体字)
11画
[字訓] はこ・やな
[説文解字]
[字形] 象形
飯器の形。〔説文〕五上に「盧(きょろ)、なり。柳を以て之れを爲(つく)る。象形」という。また盧字条五上にも「なり」とする。金文の〔嬰次盧(えいじろ)〕に「炒盧」と銘しており、底の浅い長方形の器である。はまたに作る。〔玉〕に「關なり。山谷に獸をるなり。、なり」とあり、柳や竹で作ったものであろう。〔方言、十三〕に、趙・魏の郊では飯器を「(きょりょ)」ということがみえる。盧と同じ語である。
[訓義]
1. はこ、蓋を取り除いた器。
2. やな。の初文。
3. 盧、飯器。
[声系]
〔説文〕に声として去を録し、去(きよ)声の字が多い。
[熟語]
盧▶
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報