キリストの再臨(読み)キリストのさいりん(その他表記)parousia

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「キリストの再臨」の意味・わかりやすい解説

キリストの再臨
キリストのさいりん
parousia

死後復活,昇天したキリストが終末の時において人類の審判と救いを成就するために再び来臨すること。新約聖書では,キリストがまもなく再臨するという信仰がはっきりと表わされており,再臨が特に使徒時代に強く希求されていたことがわかる。再臨の希求のなかには神の国の実現と,そこからもたらされる祝福と救いが世界の主であるイエス・キリストによって仲介されるという思想が明白に現れている。それゆえキリストの再臨は預言者たちのみた終末との関連に立つものであり,人類の歴史的過程にきわめて決定的な意味をもつものと考えられた。キリスト再臨への強い希求は使徒時代以後もしばしば現れ,ときに再臨運動と呼ばれる熱狂的な形式をとることがあった。日本において再臨運動と称されるものは,第1次世界大戦中の内村鑑三らによるものがある。

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