最新 地学事典 「キルナバーラ鉱山」の解説
キルナバーラこうざん
キルナバーラ鉱山
Kirunavaara mine
スウェーデン北部にある世界最大の鉄鉱山。母岩は18.8億年前の中性~珪長質火山岩類からなるKirunavaara層群で,層状の鉱体は珪長質岩の下盤側に磁鉄鉱鉱体が,上盤側に赤鉄鉱鉱体が挟在される。鉱体は東に60°傾斜,4kmの水平延長があり,厚さ80〜120m,地表から2kmの深度に及ぶ。1898年操業開始。これまで950Mtの鉱石を生産。2021年の確定+推定埋蔵量は683Mt(Fe 61.4%)。磁鉄鉱鉱石にはりん灰石が鉱染,平均0.9%のPを含む。りん灰石以外に透閃石,アクチノ閃石,方解石の脈石鉱物を含む。
執筆者:正路 徹也・渡辺 寧
参照項目:キルナ型鉄鉱床
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

