キーウ州(読み)キーウ(その他表記)Kyiv

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「キーウ州」の意味・わかりやすい解説

キーウ〔州〕
キーウ
Kyiv

ウクライナ中北部の州。州都キーウキエフ)。主としてドニプロ川ドネプル川)沿岸平野にあり,南西部にドニプロ高地がある。北部は森林地帯,南部は森林ステップに入る。キーウを除く地域は農村人口のほうが多い。ウクライナ有数の農業地帯にあり,黒土を利用してコムギ,トウモロコシ,テンサイ,アマなどが栽培されるほか,キーウ周辺では近郊農業が盛んである。また,果樹栽培,畜産も発展している。工業部門ではキーウを中心に機械,食品,繊維,皮革・製靴,木材加工などの工業が立地する。交通機関はキーウから放射状に延びる鉄道・道路網と,ドニプロ川,デスナ川プリピャチ川水運である。面積2万8131km2。人口 172万9234(2015推計)。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む