ギリシャ悲劇(読み)ギリシャヒゲキ

デジタル大辞泉 「ギリシャ悲劇」の意味・読み・例文・類語

ギリシャ‐ひげき【ギリシャ悲劇】

アテネ中心に前5世紀ごろ栄えた演劇運命に逆らい、また、流される人間主題とした荘重・沈痛な悲劇で、仮面をつけた俳優コロス合唱団)によって演じられる。アイスキュロスソフォクレスエウリピデスを三大悲劇詩人という。

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知恵蔵 「ギリシャ悲劇」の解説

ギリシャ悲劇

ヨーロッパ最古の演劇で、紀元前6世紀、古代ギリシャの都市国家アテナイ(現在のアテネ)で始まった。当時、悲劇の上演はアテナイの国家行事として日中、野外劇場で行われた。3大悲劇詩人と呼ばれるのは、「アガメムノン」など「オレステイア」3部作で知られるアイスキュロス、「オイディプス王」「エレクトラ」などで知られるソフォクレス、「メデイア」「トロイアの女たち」「バッコスの信女たち」などの傑作を残したエウリピデス。ギリシャ悲劇はヨーロッパ演劇の源流で、今も世界中で上演される。古代ギリシャ劇には喜劇もあり、「女の平和」などで知られるアリストパネスがそれを代表する。

(扇田昭彦 演劇評論家 / 2007年)

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百科事典マイペディア 「ギリシャ悲劇」の意味・わかりやすい解説

ギリシャ悲劇【ギリシャひげき】

ギリシア悲劇

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ギリシャ悲劇」の意味・わかりやすい解説

ギリシャ悲劇
ギリシャひげき

「アッチカ悲劇」のページをご覧ください。

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