ギンダイ(読み)ぎんだい

日本大百科全書(ニッポニカ) 「ギンダイ」の意味・わかりやすい解説

ギンダイ
ぎんだい / 銀鯛

硬骨魚綱スズキ目タイ科の海水魚であるアフリカチヌの商品名。また、フエフキダイ科のメイチダイ別名、アジ科のカイワリ(富山県)、マトウダイ科のカガミダイ(富山県)、キントキダイ科のクルマダイ(富山県)、ヒイラギ科のヒイラギ(静岡県)、タイ科のヘダイ(京都府)、マナガツオ科のマナガツオ(富山県魚津市)などの地方名でもある。なお、フエフキダイ科のメイチダイの一型で、トンキン湾ベンガル湾に分布する種の俗称ともされる。

[赤崎正人・尼岡邦夫 2017年7月19日]

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世界大百科事典(旧版)内のギンダイの言及

【マナガツオ】より

…現在,漁獲量の多くは東シナ海の底引網でとられている。銀白色の体から,チョオキン(岡山,丁銀からの転),ギンダイ(富山)などの名もある。しゅんは春。…

【メイチダイ(目一鯛)】より

…体型はタイ類に似た〈タイ型魚類〉の1種であり,眼を背側から腹側に横切る1本の黒褐色帯が大きな特徴で,これが名の由来となっている。別名はメイチまたはギンダイ。地方名も多く,三重県尾鷲でメイチャ,名古屋でイチミダイ,鳥羽でイチ,熊本でタルメなどがある。…

※「ギンダイ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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