クイトゥン(読み)くいとぅん

日本大百科全書(ニッポニカ) 「クイトゥン」の意味・わかりやすい解説

クイトゥン
くいとぅん / 奎屯

中国、新疆(しんきょう)ウイグル自治区北部、イリ・カザフ自治州中部の県級市。常住人口15万6700(2013)。1975年カラマイ市から分離、独立した同自治州の直轄行政単位である。カラマイやウルムチに自動車道が通じ、北疆線(ウルムチ―阿拉山口(あらさんこう))が通じる。紡績工業、金属加工業、食品加工業、化学工業も発達している。天山(てんざん)山脈北麓にあり、中華人民共和国成立後、新疆生産建設兵団による開墾が進み、灌漑(かんがい)、耕作が進んだ。同自治区の農産物集散地でもある。

[駒井正一・編集部 2018年1月19日]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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