くす(読み)クス

デジタル大辞泉 「くす」の意味・読み・例文・類語

く・す

[動サ四]こちらへ送る。よこす。
「こなたは、わしふみを―・さしゃったか」〈伎・仏の原

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「くす」の意味・読み・例文・類語

く・す

  1. 〘 他動詞 サ行四段活用 〙 ( 「おこす(遣)」の変化した語 ) こちらへ送って来る。また、持って来る。よこす。
    1. [初出の実例]「あやめふく簷(のき)ににほへる橘(たちばな)にきて声くせよ山郭公(ほととぎす)西行〉」(出典夫木和歌抄(1310頃)七)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android