最新 地学事典 「クライミングリップル」の解説
クライミングリップル
climbing ripples
水平方向へ前進するだけでなく,上方向へも累積したリップル。堆積物が継続的に多量に供給された場合にできる。登攀砂漣とも。一方向流でも振動流でも複合流でも形成される。前進速度と累積速度との相対比により形態が異なる。累積速度が相対的に速く,リップルの上流側斜面が侵食されずに残るものをsupercritical climbing ripples,前進速度が速く,上流側斜面が侵食されているものをsubcritical climbing ripplesと呼ぶ。垂直断面上でリップルのクレストを結んだ線と水平線とがなす角は,累積速度が相対的に大きくなるほど大きくなる。クライミングリップルにより形成される内部堆積構造をリップルドリフト斜交葉理と呼ぶ。H.C.Sorby(1859)が初めてripple-driftとして記載し,その形成過程を述べた。
執筆者:横川 美和
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

