内部堆積構造(読み)ないぶたいせきこうぞう

最新 地学事典 「内部堆積構造」の解説

ないぶたいせきこうぞう
内部堆積構造

internal sedimentary structure

堆積構造のうち地層の内部に発達するもの。ベッドフォームの移動または発達の結果としてできる種々の葉理や層理,級化層理,変形構造などがある。葉理や層理は,層理面と平行であるか否かにより,平行葉理・平行層理と斜交葉理斜交層理に区分される。葉理や層理には大別して,単一方向流により形成されるものと振動流により形成されるものがあり,両者は異なる構造を示す。単一方向流により形成される内部堆積構造には,リップル斜交葉理・板状斜交層理・トラフ状斜交層理・平行層理・アンチデューン斜交層理がある。振動流によるものとしては,リップル斜交葉理・ウェーブデューンによる斜交層理・ハンモック状斜交層理,平行層理がある。ハンモック状斜交層理のうち,上に凸の部分が削剝され,下に凸な部分(スウェール)のみからなるものをスウェール状斜交層理と呼ぶことがある。斜交葉理・斜交層理は,通常,セットの厚さ4cmを境として,より小規模なリップル(斜交)葉理と大規模な斜交層理(大規模斜交葉理)に区分される。また,リップル斜交葉理のうち,リップルが前進するにつれて上方にも累重して形成されるものをリップルドリフト(漂移)斜交葉理と呼ぶ。級化層理は,単層の基底から上方に向かって粒度が系統的に変化することをいう。上方に細粒化する場合を正級化層理,粗粒化する場合を逆級化層理と呼ぶ。正級化には,より粗粒な粒子が上方に急激に減少するコーステールグレーディング(coarsetail grading)と,粒度分布の形が変わらず全体として細粒化していくディストリビューション級化(distribution grading)の二つのタイプがある。変形構造には,コンボルート葉理ボールアンドピロー構造などの流動変形によるものや,皿構造や脱水パイプなど,間隙水の上方への脱水に伴う構造などがある。

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出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

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