化学辞典 第2版 「クラッキング触媒」の解説
クラッキング触媒
クラッキングショクバイ
cracking catalyst
重質石油炭化水素の接触分解に使用される触媒.酸性白土およびその活性成分であるシリカ-アルミナ(アルミナ13~28%)を合成したものから,現在ではその活性成分の結晶ともいうべき合成ゼオライトが使用されている.シリカ中のSiがAlで置換されることに伴って生じる酸性が,クラッキング触媒の活性の根源である.工業的には,粉体を流動触媒として使う流動接触分解法(F.C.C.)が主流である.[別用語参照]ゼオライト触媒
出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報