流動接触分解(読み)リュウドウセッショクブンカイ

化学辞典 第2版の解説

流動接触分解
リュウドウセッショクブンカイ
fluid catalytic cracking

石油精製工程において,減圧軽油以上の高沸点留分を触媒を用いて分解(接触分解)し,高オクタン価のガソリンを製造する方法の一つ.接触分解では,分解時に生成するコークス触媒表面への堆積により活性が低下してしまうため,堆積物の燃焼除去による触媒の再生プロセスが必要となる.触媒の分離,再生の方法,および再生した触媒の再添加の方法によって,接触分解法は固定層式,移動層式,流動層式の三つに大別される.流動層式で,反応と触媒再生塔の二つの塔の間を微粒子の触媒を流動させ,原料油と接触させて分解し,ふたたび再生する方式を流動接触分解という.現在では,ほとんどがこの方式である.[別用語参照]ライザークラッキング

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

関連語をあわせて調べる

今日のキーワード

COVID-19

2019年末に発生した新型コロナウイルス感染による症状の名称。コロナウイルス(Coronavirus)と病気(Disease)の短縮形に、感染が報告され始めた2019年を組み合わせ、20年2月11日に...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android