クリスマス音楽(読み)くりすますおんがく

日本大百科全書(ニッポニカ) 「クリスマス音楽」の意味・わかりやすい解説

クリスマス音楽
くりすますおんがく

キリスト教徒にとって、復活祭とともにもっとも重要な祝日である、キリスト降誕を祝う祝日(クリスマス)と、それに続く降誕節のための音楽。ローマ・カトリック教会では、中世以来今日に至るまで、この時期のための特定のグレゴリオ聖歌が歌われてきたが、同時に、多声で作曲された声楽曲もしばしば演奏されてきた。また、クリスマスのために書かれた器楽曲も、とくにバロック時代には多く現れた。なかでもコレッリの『クリスマス協奏曲』は名高い。プロテスタント教会でも、この時期のためにつくられた音楽は数多いが、J・S・バッハのいくつかのカンタータや『クリスマス・オラトリオ』などはその代表的なものである。また、民衆の間で歌い継がれてきたドイツのコラール、イギリスのキャロル、フランスのノエルなどにも名曲が多い。さらには、ポピュラー音楽の分野でも、I・バーリンの『ホワイト・クリスマス』など数多くのクリスマス・ソングが生み出されている。

[今谷和徳]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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