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くるみ製本 くるみせいほん

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図書館情報学用語辞典の解説

くるみ製本

製本工程において,中身を作る工程と表紙を作る工程とを別々に行い,最後に中身に表紙を付ける(くるむ)方法.大量生産,機械工程に適しているが,主に見返しだけで中身と表紙とが取り付けられているために,丈夫さにおいて劣る.それに対し,本来の手製本では,表紙の芯となる板や厚紙を背とじ紐で中身に取り付けた後で表装材料を貼るという一連の工程で製本されるために,できあがった本は丈夫である.

出典|図書館情報学用語辞典 第4版
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世界大百科事典内のくるみ製本の言及

【装丁(装幀)】より

… 産業革命以後の書物造型の歴史は,複製技術としての印刷の進歩に伴う外見上の美しさは別として,製本面では堕落の一途をたどるといってもいいすぎではない。増加する一方の製本需要に対処するのにかっこうな簡易製本(くるみ製本case binding)が出現し,しだいにほとんどの書物がこの方法で製本されてから版元を出ることになってゆく。外見の差はわずかだが,決定的な違いは,それまでの書物が〈とじつけ〉と呼ばれる名のとおり,強い麻糸にかかえこまれた背とじひも(かがり糸と直角に交差し,背の外側に3~5本通っている)を,表紙の芯紙(カルトン)にあけた穴に通し,しっかりととじつけてあるのに対し,くるみ製本は表紙と中身を別々につくる。…

※「くるみ製本」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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