化学辞典 第2版 「クレイドン効果」の解説
クレイドン効果
クレイドンコウカ
Clayden effect
銀塩写真において,きわめて短時間の高照度露光あるいはX線露光によって,その後の低照度長時間露光に対する感度が下がる現象をいう.最初の高照度露光で内部潜像核が多数できて,これらが第二露光時の光電子をとらえるために減感が起こると考えられている.しばしば稲妻の写真に見られ,ポジで見たとき稲妻が空よりも黒くなることがある.
出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報