クレイドン効果(読み)クレイドンコウカ

化学辞典 第2版 「クレイドン効果」の解説

クレイドン効果
クレイドンコウカ
Clayden effect

銀塩写真において,きわめて短時間の高照度露光あるいはX線露光によって,その後の低照度長時間露光に対する感度が下がる現象をいう.最初の高照度露光で内部潜像核が多数できて,これらが第二露光時光電子をとらえるために減感が起こると考えられている.しばしば稲妻写真に見られ,ポジで見たとき稲妻が空よりも黒くなることがある.

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む