光子の作用で原子,分子,または金属表面から放出される自由電子.X線やγ線のような電磁波性放射線による光電効果,短波長紫外線による光イオン化,セシウムのような仕事関数の小さい金属表面に光を当てたときの光電効果などで生じる.放出された電子の運動エネルギーは,吸収した光量子のエネルギーとその電子と原子・分子との結合エネルギーの差,金属の場合は吸収した光量子エネルギーと仕事関数の差に等しい.
出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
…物質に光を当てたとき,その光を吸収して自由電子を生ずる現象。光照射により放出される自由電子のことを光電子photoelectronという。光電効果には,固体表面から光電子が放出される外部光電効果や,原子などから光電子が放出され,イオン化する光イオン化などがある。…
…(1)光子(量子)効果型 入射光子と物質内の束縛電子,あるいは自由電子との相互作用を利用したものである。入射光子が物質表面に吸収され,その結果,外部に電子を放出する現象を外部光子効果(外部光電効果),また放出される電子のことを光電子と呼ぶ。光子1個のもつエネルギーはhν(hはプランク定数,νは光の振動数)で表されるが,この値が光を検出する物質表面で決まる“しきいポテンシャル”Et以上でないと光電子は放出されない。…
※「光電子」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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