光電子(読み)こうでんし(英語表記)photoelectron

翻訳|photoelectron

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

光電子
こうでんし
photoelectron

光電効果によって自由に動けるようになった電子。気体が光を吸収して光電子を放出しイオンになる光電離,固体の表面から光電子が放出される外部光電効果,絶縁体や半導体内の価電子帯から放出された光電子が伝導帯へ上がって光伝導性などをもつ内部光電効果 (→光伝導 ) ,固体接触面で放出された光電子が示す光起電力効果など,光電子によっていろいろな現象が起る。外部光電効果では,光電子のもつエネルギーは吸収された光子のエネルギーから電子が物質の外へ出るのに要するエネルギー (仕事関数) を引いたものに等しい。

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大辞林 第三版の解説

こうでんし【光電子】

物質に光を当てたとき、光子のエネルギーを吸収して物質から飛び出した自由電子または物質内に生ずる伝導電子。

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精選版 日本国語大辞典の解説

こう‐でんし クヮウ‥【光電子】

〘名〙 光電効果によって放出された電子。

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世界大百科事典内の光電子の言及

【光電効果】より

…物質に光を当てたとき,その光を吸収して自由電子を生ずる現象。光照射により放出される自由電子のことを光電子photoelectronという。光電効果には,固体表面から光電子が放出される外部光電効果や,原子などから光電子が放出され,イオン化する光イオン化などがある。…

【光検出器】より

…(1)光子(量子)効果型 入射光子と物質内の束縛電子,あるいは自由電子との相互作用を利用したものである。入射光子が物質表面に吸収され,その結果,外部に電子を放出する現象を外部光子効果(外部光電効果),また放出される電子のことを光電子と呼ぶ。光子1個のもつエネルギーはhν(hはプランク定数,νは光の振動数)で表されるが,この値が光を検出する物質表面で決まる“しきいポテンシャル”Et以上でないと光電子は放出されない。…

※「光電子」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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