クレチン症(読み)くれちんしょう

日本大百科全書(ニッポニカ) 「クレチン症」の意味・わかりやすい解説

クレチン症
くれちんしょう

先天性の甲状腺(せん)機能低下症で、放置すれば知的障害を伴う低身長症となる。新生児期または乳児期以来、甲状腺の機能が低下している状態で、このなかには甲状腺欠損または形成不全によるものや甲状腺ホルモン合成障害によるものなどがある。新生児期には黄疸(おうだん)の遷延、不活発、蒼白(そうはく)、筋緊張の低下、低体温などがみられ、成長発育障害のため四肢短小、骨の発育遅延とともに知能障害を示す。治療時期が早いほど効果が大で、早期発見が望まれる。甲状腺ホルモンの投与で劇的に改善されることが多い。

[坂上正道]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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