日本大百科全書(ニッポニカ) 「クロアシイタチ」の意味・わかりやすい解説 クロアシイタチくろあしいたちblack-footed ferret[学] Mustela nigripes 哺乳(ほにゅう)綱食肉目イタチ科の動物。ロッキー山脈の東部平原に広く分布していたが、現在ではきわめて限られた区域にしかいない。体長38~45センチメートル、尾長12~15センチメートル。全体として黄褐色であるが、顔は白っぽく、目の周囲と四肢、尾の先端は黒い。肛門腺(こうもんせん)は大きい。プレーリードッグの生息地にいるので、それを食べていると思われるが、詳細な生態は不明である。1851年に初めて報告されたが、当時から少なく、現在では絶滅を心配される種の一つに数えられている。[朝日 稔] クロアシイタチ 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例