クロスノ(その他表記)Krosno

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「クロスノ」の意味・わかりやすい解説

クロスノ
Krosno

ポーランド南東端,ポトカルパツキェ県の都市カルパート山脈西部のベスキディ山脈の傾斜平原に位置する。 10世紀以来の町で,15~16世紀はハンガリーウクライナとの交易中心地として栄え,ポーランドで最も豊かな町の一つであった。 19世紀から油田,精油所などをもつ石油産業の中心地となり,ポーランドの石油首都と呼ばれる。麻織物,ガラス器,スポーツ用品などの製造も盛ん。石油研究所,ポーランド唯一の石油技術専門学校,石油博物館がある。人口4万 8372 (2002) 。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

排他的経済水域

略称 EEZ。沿岸国が水産資源や海底鉱物資源などについて排他的管轄権を行使しうる水域。領海を越えてこれに接続する区域で,領海基線から 200カイリの範囲をいう。沿岸国は,水中ならびに海底と地下の天然資...

排他的経済水域の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android