化学辞典 第2版 「クロムなめし」の解説
クロムなめし
クロムナメシ
chrome tanning
クロムの水酸化物塩による皮なめし.なめし液の基本構造は,[CrOH(H2O)5]SO4で,皮革を浸液加熱処理すると,配位結合,造塩反応,吸着が起こり,クロムは約3%(Cr2O3)吸着される.クロムなめし革は吸湿,透湿性がよく,靴(甲革),袋物などに用いる.
出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報