クロロ白金酸塩(読み)クロロハッキンサンエン

化学辞典 第2版 「クロロ白金酸塩」の解説

クロロ白金酸塩
クロロハッキンサンエン
chloroplatinate

次の3種類が知られている.【テトラクロロ白金(Ⅱ)酸(塩).【ヘキサクロロ白金(Ⅳ)酸(塩).【】ペンタクロロ白金(Ⅲ)酸塩:M2[Pt Cl5].少数の塩が知られている.Cs2[Pt Cl5]はCs2[Pt Cl4]水溶液塩素で酸化すると得られる.暗緑色,正八面体型の結晶.不安定で,乾燥した暗室内でも分解が起こる.日光にさらすと,Cs2[Pt Cl4]とCs2[Pt Cl6]とに不均化する.

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む