クロロ白金酸塩(読み)クロロハッキンサンエン

化学辞典 第2版 「クロロ白金酸塩」の解説

クロロ白金酸塩
クロロハッキンサンエン
chloroplatinate

次の3種類が知られている.【テトラクロロ白金(Ⅱ)酸(塩).【ヘキサクロロ白金(Ⅳ)酸(塩).【】ペンタクロロ白金(Ⅲ)酸塩:M2[Pt Cl5].少数の塩が知られている.Cs2[Pt Cl5]はCs2[Pt Cl4]水溶液塩素で酸化すると得られる.暗緑色,正八面体型の結晶.不安定で,乾燥した暗室内でも分解が起こる.日光にさらすと,Cs2[Pt Cl4]とCs2[Pt Cl6]とに不均化する.

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android