グスタフ・アルベルトシュワルベ(その他表記)Gustav Albert Schwalbe

20世紀西洋人名事典 の解説

グスタフ・アルベルト シュワルベ
Gustav Albert Schwalbe


1844 - 1916
ドイツの解剖学者。
元・ケーニヒスベルク大学教授。
中部ドイツのクベドリンブルク生まれ。
ベルリンチューリヒボンの各大学で学び、ライプツィヒイエナ、ケーニヒスベルクなどの大学教授を歴任した。ボン大学教授シュルツェの下で「シュワルベ小体」といわれる舌の味蕾の発見、シュワルベ核、シュワルベ腔、シュワルベ孔などを発見した。その後、人類学的研究に力を注ぎ、ネアンデルタール出土の化石頭骨が原始的な人類のものであることを明らかにし、病的な変形とする説を否定した。著書に「目のリンパ管」(1871年)などがある。

出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android