出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
ドイツ中部、チューリンゲン州の大学都市。1949~1990年は旧東ドイツに属した。ザーレ川中流部、標高145メートルにある。人口9万9900(2000)。16世紀までは小さなブドウ栽培地であった。1558年に大学が創立されると、ブドウ農家の家が教授宅や学生宿と化した。1800年ごろは古典ドイツ哲学の中心となり、またのちにはロマン派の会合地として発展し、有名な詩人や学者が、教授、学生、客として住み着いた。シラー、フィヒテ、シェリング、ヘーゲル、シュレーゲル、W・フンボルト、マルクスなどがその例である。1846年カール・ツァイスによって顕微鏡やカメラなどの精密機器工場がつくられてから工業化が始まり、今日、薬品工業、製図業も盛んである。
[佐々木博]
中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...