ぐっしゃり

精選版 日本国語大辞典 「ぐっしゃり」の意味・読み・例文・類語

ぐっしゃり

〘副〙 (多く「と」を伴って用いる)
① 柔らかいものなどが押しつぶされたり、何かがささったりするさまを表わす語。
※敬説筆記(18C前)「厳は、ぐっしゃりとせぬこと、粛は、ほどけずに引しまってをること也」
② ひどく落胆するさまを表わす語。
蟹工船(1929)〈小林多喜二〉九「何も云へない程ぐっしゃりつぶされてしまってゐた」
③ ひどく濡れているさまを表わす語。ぐっしょり。
※土(1910)〈長塚節〉二一「刈られてぐっしゃりと湿って居る稲が」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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