… 97年,G.メリエスがパリ郊外のモントルイユ・スー・ボアにヨーロッパ最初の撮影所をつくり,人工光線を使って屋内での映画製作を始めた。メリエス自身の設計で,間口が7m,奥行きが17mあり,人工照明が不十分だったため,太陽光線をとり入れる必要から壁面がガラス張りの温室に似た建物,いわゆる〈グラス・ステージ〉であった。その中にトリック撮影用の設備があり,水槽に模型を浮かべてミニチュア撮影も行われた。…
※「グラスステージ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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