日本大百科全書(ニッポニカ) 「グランベール」の意味・わかりやすい解説 グランベールぐらんべーるJean-Claude Grumberg(1939― ) フランスの俳優、劇作家。パリ生まれ。父親はルーマニア生まれのユダヤ人で、第二次世界大戦中、強制収容所に連行され行方不明。その経緯は代表作『アトリエ』(1979)に描かれている。タニア・バラショバの塾で演技を学び、ジャック・ファブリの一座に参加するうち、1967年に、処女作『明日、通りに面する窓は…』がアリアンス・フランセーズ劇場で上演された。79年オデオン座で上演された『ドレフュス』は同年度の批評家組合の最優秀賞を受賞。ほかに『万国博より帰りて』(1973)、『ピエロ亭』(1974)など。[利光哲夫] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例