グリシレチン酸(読み)グリシレチンサン

化学辞典 第2版 「グリシレチン酸」の解説

グリシレチン酸
グリシレチンサン
glycyrrhetic acid

C30H46O4(470.69).オレアナン骨格をもつトリテルペン系カルボン酸.2分子のグルクロン酸が3位に結合した配糖体グリシレチン(glycyrrheizin)として,カンゾウGlycyrrhiza glabraの根に存在する.18位の水素がαに配向したもの(融点335 ℃.+140°(エタノール))と,βに配向したもの(融点296 ℃.+146°(ジオキサン))がある.漢方薬として使用されている.グリシレチンは甘味があり,しょう油,みそ飲料などに用いられる.[CAS 471-53-4][CAS 1405-86-3:グリシレチン]

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

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