普及版 字通 「ケイ・つばめ」の読み・字形・画数・意味
18画
[字訓] つばめ
[説文解字]
[字形] 会意
字の上部は冠飾のある鳥の形、下部の冏(けい)は台座の形。〔説文〕四上に「、燕なり」とし、字形について、「隹(すい)に從ひ、(てつ)は其の冠に象るなり。冏聲」という。冏は(商)・(いつ)の下部と同じく台座の形。は冠飾のある鳥を台座に載せて伴い、鳥占(とりうら)に用いるのであろう。攜は提携の携の正字。往来進退を定めるとき、この鳥を攜えて鳥占を行う意と思われる。
[訓義]
1. 周、つばめ。また、ほととぎす。子、ほととぎす。
2. 規と通じ、車輪の一回転するをいう。めぐる。
[声系]
〔説文〕に声として・攜(携)・など十二字を収める。は二心のあること、は結んだ紐を解く佩角(くじり)、ともに分離の意がある。の声義のうちに、そのような意を含んでいるのであろう。
[熟語]
周▶
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報