普及版 字通 「ケイ・ひらく・はれる」の読み・字形・画数・意味
12画
[字訓] ひらく・はれる
[説文解字]
[甲骨文]
[字形] 会意
(けい)+曰(えつ)。は神戸棚を啓(ひら)く形。(啓)・は声義の同じ字で、口は(さい)、祝を収める器。曰は器中に祝のある形。〔説文〕七上に「雨ふりて晝(は)るるなり」として、字を日部に属する。卜文にの上部に日を加えている形があり、それが〔説文〕のいう晴の字であろう。・の字とは、立意の異なる字と思われる。(せい)は〔説文〕夕部七上に「雨ふりて夜除(は)れ、星見(あら)はるるなり」とあり、「晝」の字と対をなす字である。
[訓義]
1. 啓と立意の同じ字で、ひらく。
2. と相対する字で、はれる、ひるはれる。
[古辞書の訓]
〔字鏡集〕 ハル
[語系]
・・khyeiは同声。晴の義は、啓開の意より導かれたもので、卜文には・と区別して日を上にしるしている。
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報