ケツ・つまどる

普及版 字通 「ケツ・つまどる」の読み・字形・画数・意味


11画

[字音] ケツ
[字訓] つまどる

[説文解字]

[字形] 形声
声符は吉(きつ)。吉は祝詞の器の上に士(鉞(まさかり)の刃)をおいて守る意で、とじこめる意がある。〔説文〕八上に「衽(じん)を執る、之れをと謂ふ」とあり、草摘みなどのとき、衣のつまを帯にはさみとることをいう。また襭(けつ)ともいう。

[訓義]
1. つまどる。
2. 襭と通ずる。

[語系]
kyet、襭hyetは声義の通ずる字。襭(けつ)は〔説文〕八上に「衣衽を以て物を(と)る、之れを襭と謂ふ」とあり、ともに衣のすそを帯にはさむことをいう。

[熟語]

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

仕事納

〘 名詞 〙 年の暮れに、その年の仕事を終えること。また、その日。《 季語・冬 》[初出の実例]「けふは大晦日(つごもり)一年中の仕事納(オサ)め」(出典:浄瑠璃・新版歌祭文(お染久松)(1780)油...

仕事納の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android