普及版 字通 「ケツ・つまどる」の読み・字形・画数・意味
11画
[字訓] つまどる
[説文解字]
[字形] 形声
声符は吉(きつ)。吉は祝詞の器の上に士(鉞(まさかり)の刃)をおいて守る意で、とじこめる意がある。〔説文〕八上に「衽(じん)を執る、之れをと謂ふ」とあり、草摘みなどのとき、衣のつまを帯にはさみとることをいう。また襭(けつ)ともいう。
[訓義]
1. つまどる。
2. 襭と通ずる。
[語系]
kyet、襭hyetは声義の通ずる字。襭(けつ)は〔説文〕八上に「衣衽を以て物を(と)る、之れを襭と謂ふ」とあり、ともに衣のすそを帯にはさむことをいう。
[熟語]
襭▶
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報