けつらう(読み)ケツラウ

デジタル大辞泉 「けつらう」の意味・読み・例文・類語

けつら・う〔けつらふ〕

[動ハ四]《「けづらう」とも》
ようすや態度を取り繕う。気取る。
「我然るべき者と云はれうとてみな―・うたぞ」〈蒙求抄・四〉
化粧する。めかす。
かほしろしろと―・ひて」〈浮・旅日記

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「けつらう」の意味・読み・例文・類語

けつら・うけつらふ

  1. ( 「けづらう」とも )
  2. [ 1 ] 〘 自動詞 ハ行四段活用 〙 つくろった様子や態度をする。きどる。
    1. [初出の実例]「我可然者と云れうとてみなけつらうたぞ」(出典:寛永刊本蒙求抄(1529頃)四)
  3. [ 2 ] 〘 他動詞 ハ行四段活用 〙 つくろう。めかす。粧(よそお)う。化粧する。
    1. [初出の実例]「まづは㒵(かほ)しろしろとけつらひて」(出典:浮世草子・好色旅日記(1687)五)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

ローマ法王ともいう。ラテン語 Papaの称号はカトリック教会首長としてのローマ司教 (教皇) 以外の司教らにも適用されていたが,1073年以後教皇専用となった。使徒ペテロの後継者としてキリスト自身の定...

教皇の用語解説を読む