けないど

精選版 日本国語大辞典 「けないど」の意味・読み・例文・類語

けない‐ど

  1. 〘 名詞 〙 饗応を要する不意の来客。または、居候。食客。かかりゅうど。
    1. [初出の実例]「ア旦那様大きなけないどが見へました」(出典:浄瑠璃・仮名手本忠臣蔵(1748)一〇)

けないどの補助注記

語義については、「譬喩尽‐五」に「食無ひ人が来る」、「和訓栞」に「其気のなき人をいふ俗語也」とあり、その他にも「褻(け)ない人(ふだん見かけない人)」「褻なる人(ふだん見なれている人)」「異なる人(見かけない人)」「家内(けない)人(一家うちの人)」「健気人」などと諸説がある。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内のけないどの言及

【居候】より

…非親族的成員の多くは契約にもとづく奉公人名子(なご),番頭,丁稚(でつち)などであったが,これ以外にも居候とよぶ同居人がある。居候とは多くの地方で不意の食客を意味し,カンナイド,ケンナイド,ケイナイヤツ,ケナイドなどの民俗語彙でよばれていた。ケはハレに対する日常の意味であり,とくに大和地方ではケナイドは〈招かざるに来て食事などをする客〉の意味であり,ここでは居候の存在は喜ぶべきものではなかった。…

※「けないど」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

立春から数えて 88日目で,現行暦では5月2日頃にあたる。八十八夜を過ぎればもはや晩霜も終りになるので,農家ではこれを種まきや茶摘み,その他の農作業開始の基準としている。日本では明暦3 (1657) ...

八十八夜の用語解説を読む