江戸中期の国学者谷川士清(たにかわことすが)編の国語辞書。前・中・後(後編は方言俗語が多い)の3編より成る。現在普及する活字本は,1898年井上頼圀・小杉榲邨(すぎむら)刊の前・中両編に別の辞書3種を付録した《増補語林和訓栞》,および1899年刊野村秋足校訂の前・中・後3編(のちに合冊)。本来は整板本として1777年(安永6)以降数次にわたり刊行され,最終は1887年に至る。古語,雅語のほか俗語,方言,外来語にも及んで所収語の範囲は広く,全体として均衡のとれた穏健な説明がある。見出し語を五十音順(ただしオ・ヲの所属は現在と異なる)にならべる点では,近世の辞書としては珍しい。《雅言集覧》《俚言集覧》とともに江戸時代の代表的な国語辞書といわれる。
執筆者:山田 俊雄
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
出典 旺文社日本史事典 三訂版旺文社日本史事典 三訂版について 情報
年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...
10/29 小学館の図鑑NEO[新版]動物を追加
10/22 デジタル大辞泉を更新
10/22 デジタル大辞泉プラスを更新
10/1 共同通信ニュース用語解説を追加
9/20 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新