精選版 日本国語大辞典 「けなりげ」の意味・読み・例文・類語 けなり‐げ 〘 形容動詞ナリ活用 〙 ( 形容詞「けなりい」の語幹に接尾語「げ」の付いたもの )① 格別であるさま。健康や気分などがすぐれているさま。態度がしっかりしているさま。丈夫なさま。[初出の実例]「『やせて候へども、此の犬はけなりげに候と見候へば、糸惜く候』とて、悪(にく)まれ子をとる」(出典:米沢本沙石集(1283)九)② 好ましい物事にうらやましさを持つさま。また、まねたり、持ったりしたいと望むさま。[初出の実例]「Qenarigueni(ケナリゲニ) ミユル」(出典:日葡辞書(1603‐04)) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例