けり留(読み)けりどめ

精選版 日本国語大辞典 「けり留」の意味・読み・例文・類語

けり‐どめ【けり留】

  1. 〘 名詞 〙 連句で、第三句の最後助動詞けり」で結ぶこと。たとえば、「翁草」の「升落(ますおとし)またぬに月は出でにけり 翁」のような場合をいう。
    1. [初出の実例]「第三振〈略〉けり留等は言葉わけて吟味すべし」(出典:俳諧・有也無也関(1764)奉納伝三品)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

ヒトメタニューモウイルス

(5)ヒトメタニューモウイルス(human metapneu­movirus: hMPV)概念 ヒトメタニューモウイルスはパラミクソウイルス科メタニューモウイルス属に属するウイルスで,急性呼吸器感染症...

ヒトメタニューモウイルスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android