ケルソネソス・タウリケ(その他表記)Chersonēsos Taurikē

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ケルソネソス・タウリケ」の意味・わかりやすい解説

ケルソネソス・タウリケ
Chersonēsos Taurikē

クリミア半島南端部西岸,ウクライナ南部のセバストーポリから約 5km西方にあった古代ギリシアの地域および都市名。タウリケはクリミア半島の古代名。中心都市ケルソネソスは前6世紀のイオニア人の植民以来ギリシア文化圏に属し,ギリシアの穀倉として繁栄した。前4世紀頃のヘレニズム時代初期に最盛期を迎えたが,前110年頃ミトラダテス6世のポントス王国に帰属した。ローマ時代は自由都市として認められ,穀物の取り引きで発展,ビザンチン帝国治下でも繁栄をみたが,14世紀以降廃墟となり,今日ではヘレニズム時代の遺跡とビザンチン時代の教会を残すのみとなった。2013年,その遺跡群が「クリミア半島の古代都市とその区画農地」として世界遺産の文化遺産に登録された。

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