普及版 字通 「ケン・くろいぬ」の読み・字形・画数・意味
23画
(異体字)
16画
[字訓] くろいぬ
[字形] 形声
声符は嚴(厳)(げん)。字はまたに作る。〔詩、小雅、采〕に「室靡(な)く家靡きは (けんいん)の故(ゆゑ)なり」と歌うように、この北方の異族はしばしば陝北の地より周に入寇した。字はまた・薫粥(くんいく)・鬻(くんいく)などに作り、みな音訳の字である。は〔説文〕十上に「長喙(ちやうかい)の犬なり」、また「一に曰く、犬の頭なるもの」とあり、犬をいう。
[訓義]
1. 。匈奴の古名。
2. 口の長い犬、頭の黄色な黒犬。
[古辞書の訓]
〔名義抄〕 ヒタフル 〔字鏡集〕 イヌ・イヌノナガホエ
[熟語]
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出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報