普及版 字通 「ケン・つみ」の読み・字形・画数・意味

6画
[字訓] つみ
[説文解字]

[甲骨文]

[字形] 象形
把手のある大きな曲刀の形。〔説文〕三上に「
(つみ)なり」と訓し、字形は上と干とに従い、上を干(おか)すを以て
(つみ)の意となるとするが、卜文の字は
に作り、上は把手、下は曲刀の刃部である。これをもって肉を切り、肉刑を加えるので辟(へき)・
(せつ)の初形は、もと
に従う字であった。[訓義]
1. 刑を加えるときの曲刀。
2. 肉刑を加える、つみ。
[部首]
〔説文〕に
(童)・妾をこの部に属し、〔玉
〕も同じ。
・妾は額(ひたい)に辛(はり)で入墨する意の字で、辛に従う字である。[声系]
〔説文〕に
声として言を録し、言(げん)声の字をその系列字とする。言は辛と口とに従い、口は
(さい)、盟誓を収める器。その上に辛(はり)をおいて、もし盟誓にたがうときは入墨の刑を受ける意の自己詛盟を示す。従って言もまた辛に従い、
に従う字ではない。[熟語]

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