ケーラー病(読み)ケーラービョウ(その他表記)Köhler disease

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ケーラー病」の意味・わかりやすい解説

ケーラー病
ケーラービョウ
Köhler disease

足の舟状骨血液循環が悪くなって,舟状骨がつぶれてしまう病気で,3~8歳の男子に多い。痛みをかばって足の外側かかとで歩く子には,この病気が疑われる。診断X線検査を行なえばはっきりする。特別な治療法はなく,足に無理な負担をかけないことが一番。2,3年で,つぶれた舟状骨も自然に回復する。

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世界大百科事典(旧版)内のケーラー病の言及

【虚血性骨壊死】より

…原因不明のものは特発性骨壊死idiopathic necrosisと呼ばれる。これには成人の特発性大腿骨頭壊死,ペルテス病(小児大腿骨頭壊死),膝特発性壊死(高齢者大腿骨内顆関節面の病変),キーンベック病(成人月状骨壊死),ケーラー病(小児の足の舟状骨病変),フライバーグ病(第2ケーラー病ともいわれ,思春期の第2中足骨頭の病変)などがある。成人の特発性大腿骨頭壊死は1960年以降症例が急増し,アルコール愛飲,肝臓障害との関連が検討されている。…

※「ケーラー病」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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