ゲイキ石(読み)ゲイキせき

最新 地学事典 「ゲイキ石」の解説

ゲイキせき
ゲイキ石

geikielite

化学組成MgTiO3の鉱物。三方晶系,空間群,格子定数a0.5086nm, c1.4093, 単位格子中6分子含む。板柱状結晶,粒状。黒色,不透明,端成分に近いものは薄片でわずかに光を通す。亜金属光沢。劈開{}に明瞭。硬度5~6,比重4.05。反射光では暗褐色,多色性明瞭,異方性顕著,内部反射は橙赤色。MgはFe, Mn, Znと置換され,同構造のチタン鉄鉱族を形成。特に,チタン鉄鉱とは完全な固溶体をなす。熱変成を受けた炭酸塩岩中にドロマイト・マグネサイト・スピネルなどに伴う。蛇紋岩中・宝石砂鉱中にも産出。名称はスコットランドの地質学者A.Geikie(1835~1924)にちなむ。

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