20世紀日本人名事典 「ゲインマーク」の解説
ゲイン マーク
Gayn Mark Julius
07のジャーナリスト
- 国籍
- カナダ
- 生年
- 1909年4月21日
- 没年
- 1981年12月17日
- 出生地
- 中国東北部
- 旧姓(旧名)
- 旧名=ギンズバーグ モー〈Ginsburg Moe〉
- 学歴〔年〕
- コロンビア大学大学院ジャーナリズム専攻修了
- 経歴
- ユダヤ系ロシア人の子として生まれ、幼少時を中国、ソ連で過ごした。米国の大学を卒業後、1934年「ワシントンポスト紙」上海特派員となり、以後、「中国通信」「ニューズウィーク」「タイムマガジン」などの特派員を歴任。第2次大戦後の’45年12月「シカゴ・サン」紙特派員として来日、ニューディール左派の立場から、マッカーサー元帥や占領政策を冷静な目で鋭く分析した「ニッポン日記」を書いた。ニューヨークでは’48年に出版されたが、占領下日本では「禁書」であり、対日講話調印後の’51年10月やっと邦訳が出、たちまちベストセラーとなり数十万部を売り尽くした。’46年10月離日、その後も数回来日。’59年にカナダ国籍を取得、「トロントスター」紙論説委員となる。’71年には中国、’72年北朝鮮をルポした。「続ニッポン日記」がある。
出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報