モー(読み)もー(英語表記)Meaux

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「モー」の意味・わかりやすい解説

モー
Meaux

フランス北部,セーヌエマルヌ県の都市。パリ東北東約 44kmに位置する。マルヌ川,およびパリに通じるルルク運河に面し,はしけのための港をもつ。ガロ・ローマ時代からの町で,923~1361年はシャンパーニュ伯領。第1次世界大戦ではこの地でドイツ軍の侵入を食止めた。化学金属などの工業が立地するほか,農産物の集散も行われる。 13~14世紀の聖エティエンヌ大聖堂,ル・ノートル設計の旧司教館庭園 (12~17世紀) がある。人口4万 9409 (1990) 。

モー
mho

コンダクタンスまたはアドミタンスの MKSA単位SI単位ジーメンスと同じ。1モーは1オームの電気抵抗体のもつコンダクタンスで,電気抵抗の単位オーム ohmの逆数であるために単位名 mhoがアメリカから慣用されてきた。ジーメンスが使われることが多い。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「モー」の意味・わかりやすい解説

モー(フランス)
もー
Meaux

フランス中北部、セーヌ・エ・マルヌ県の都市。人口4万9421(1999)。パリ東南東45キロメートル、マルヌ川沿岸に位置する。ガリア系のメルディ人の町を起源とし、4世紀には司教座所在地となり、ブリー地方の中心地として発達した。小麦ブリーチーズ集散地木工、紙製品、印刷、化学の工業も行われる。サンテティエンヌ教会には「モーの鷲(わし)」と称された司教ボシュエの墓がある。

高橋 正]


モー(ジーメンス)
もー

ジーメンス

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