普及版 字通 「ゲン・とむらう」の読み・字形・画数・意味
10画
(異体字)
12画
[字訓] とむらう
[説文解字]
[字形] 形声
声符は言(げん)。〔説文〕二上に「生を弔ふなり」とあり、人の不幸を弔問することをいう。〔詩、風、載馳〕に「歸りて衞侯を(とむら)はん」とあり、その国都を狄(てき)人のために失ったことを弔慰する意である。言は呪的な言語であるから、には魂振り的な意をも含むものであろう。〔玉〕に重文としてをあげており、と関係のある字と思われる。はことわざ、もと呪的な語をいう。
[訓義]
1. とむらう、なぐさめる。
2. 字はまたに作り、と関係があろう。
[古辞書の訓]
〔名義抄〕 トク・トブラフ・タトフ・タトヒ 〔字鏡集〕 トフラフ・トフ・ネグ・ヨル・コトワザ・タトフ・タトヒ
[語系]
・・言ngianは同声。みな、ことばの呪的な機能の意を含む。語・(御)・禦・圉・ngiaも関連のある語で、攻撃的な言に対して、防禦的な意をもつ語である。
[熟語]
慰▶・函▶・▶・電▶・労▶
[下接語]
往・帰・弔・門・来
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報