ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「コウヤノマンネンスギ」の意味・わかりやすい解説 コウヤノマンネンスギ(高野の万年杉)コウヤノマンネンスギClimacium japonicum セン類コウヤノマンネンゴケ科の1種。コウヤノマンネンゴケ,コウヤノマンネングサともいう。深山の林下の腐葉土の上に生じる。地下茎が土中を横走し,ところどころから地上茎が出て直立する。その高さ数 cm,淡褐色の鱗片をかぶる。地上茎の頂部に近く多数の枝を生じ,その上に葉を密生するさまはスギの枝を想起させる。葉は先端近くに鋭い鋸歯縁をもち,またその近くの中肋にも数個の鋭い歯がある。 蒴 (胞子嚢) は枝の下部近くから出た 蒴柄上にでき,細長い。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by