コウヤノマンネンスギ(読み)コウヤノマンネンスギ(その他表記)Climacium japonicum

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「コウヤノマンネンスギ」の意味・わかりやすい解説

コウヤノマンネンスギ(高野の万年杉)
コウヤノマンネンスギ
Climacium japonicum

セン類コウヤノマンネンゴケ科の1種。コウヤノマンネンゴケ,コウヤノマンネングサともいう。深山林下腐葉土の上に生じる。地下茎土中を横走し,ところどころから地上茎が出て直立する。その高さ数 cm,淡褐色の鱗片をかぶる。地上茎の頂部に近く多数の枝を生じ,その上に葉を密生するさまはスギの枝を想起させる。葉は先端近くに鋭い鋸歯縁をもち,またその近くの中肋にも数個の鋭い歯がある。 蒴 (胞子嚢) は枝の下部近くから出た 蒴柄上にでき,細長い。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android