コグール(その他表記)Cogul

改訂新版 世界大百科事典 「コグール」の意味・わかりやすい解説

コグール
Cogul

スペイン,カタルニャ地方レリダ県にある中石器時代レバント美術遺跡。1908年に発見。1人の裸の男を中心につり鐘形のスカートをはいた9人の女たちが輪舞する彩画は,宗教儀礼をあらわすものと考えられる。ほかに牛,鹿などの彩画も見られる。彩色は赤および黒。レバント絵画全般と同様に寸法は小さく,動物像は50cm,人物像は30cm以下。
執筆者:

出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

関連語 重信 木村

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む