改訂新版 世界大百科事典 「コグール」の意味・わかりやすい解説 コグールCogul スペイン,カタルニャ地方レリダ県にある中石器時代のレバント美術遺跡。1908年に発見。1人の裸の男を中心につり鐘形のスカートをはいた9人の女たちが輪舞する彩画は,宗教儀礼をあらわすものと考えられる。ほかに牛,鹿などの彩画も見られる。彩色は赤および黒。レバント絵画全般と同様に寸法は小さく,動物像は50cm,人物像は30cm以下。執筆者:木村 重信 出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報 Sponserd by