コゴメガヤツリ(読み)コゴメガヤツリ(その他表記)Cyperus iria

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「コゴメガヤツリ」の意味・わかりやすい解説

コゴメガヤツリ(小米蚊張吊)
コゴメガヤツリ
Cyperus iria

カヤツリグサ科一年草日当りのよい畑地や原野湿地にごく普通に生じる。世界的に広く分布する雑草である。カヤツリグサ (蚊帳吊草)によく似ているが,小型で高さ 30~50cm,花序はよく分枝し,小穂は多数つく。

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世界大百科事典(旧版)内のコゴメガヤツリの言及

【カヤツリグサ】より

…普通にカヤツリグサと呼んでいる草には,少なくともカヤツリグサ,コゴメガヤツリ,チャガヤツリの3種があり,いずれも田畑,荒地,道端に多いカヤツリグサ科の雑草である。 植物学上カヤツリグサC.microiria Steud.(イラスト)とされるものは,中国大陸原産と見られる田畑の一年生の雑草で,赤紫色のひげ根のある細い茎が2~3本まばらな株となり,高さは30cm余りである。…

※「コゴメガヤツリ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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