こそろ(読み)コソロ

デジタル大辞泉 「こそろ」の意味・読み・例文・類語

こそろ

[副]静かに動くさま。こっそり。のっそり。
くちなはは―と渡りて」〈宇治拾遺・六〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「こそろ」の意味・読み・例文・類語

こそろ

  1. 〘 副詞 〙 ( 多く「と」を伴って用いる ) 静かに動くさまを表わす語。こっそり。
    1. [初出の実例]「蛇(じゃ)の行くままに、引かれて行けば、谷より岸の上ざまに、こそろと登りぬ」(出典古本説話集(1130頃か)六四)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

ドクターイエロー

《〈和〉doctor+yellow》新幹線の区間を走行しながら線路状態などを点検する車両。監視カメラやレーザー式センサーを備え、時速250キロ以上で走行することができる。名称は、車体が黄色(イエロー)...

ドクターイエローの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android