精選版 日本国語大辞典 「はは」の意味・読み・例文・類語 は‐は 〘 感動詞 〙 ( 感動詞「は」を重ねたもの )① 物事に思い当たった時、得心した時などに発することば。ははあ。[初出の実例]「はは。女どものこゑがする」(出典:狂言記・貰聟(1660))② 目上の人に対してかしこまって応答する時のことば。ははあ。[初出の実例]「『さてはこなたはむことので御ざるか』『はは』」(出典:狂言記・貰聟(1660))③ 驚いた時に発することば。[初出の実例]「なにいふと事がある物で御ざるかいの。はは。ふかい所へはいりましたわいの」(出典:狂言記・丼礑(1660))④ 大きく口をあけて笑う時に発することば。あはは。[初出の実例]「それを機(しほ)にははと笑った」(出典:明暗(1916)〈夏目漱石〉三〇) はは【】 〘 形容動詞ナリ活用タリ 〙 ( 「」は白いの意 ) 鬢(びん)の毛などのまっ白なさま。はんはん。[初出の実例]「老親、臨近冥壌」(出典:三教指帰(797頃)下)「口黒なるか々たる首の髪は似二朝霜一」(出典:三国伝記(1407‐46頃か)九)[その他の文献]〔班固‐辟雍詩〕 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
普及版 字通 「はは」の読み・字形・画数・意味 【】はは 白髪のさま。老人。〔後漢書、樊準伝〕(上)多く名儒を(め)して、以て禮官に充(あ)つ。~故に(廷)にの良、首の老多し。字通「」の項目を見る。 【】はは 父。字通「」の項目を見る。 出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報